香港の出産事情

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、ZENです。

10月7日に11歳の誕生日を迎えた息子ですが、香港にて予定日よりも1ヵ月早く生まれたので、

出産後も約1ヵ月間病院に入院をして規定の体重を満たしたタイミングで退院となりました。

 

保育器の中ではオムツ一丁でほぼ裸で入れられていますが、保育器から出してもらえる時は

写真の様にタオルでぐるぐる巻きにされておりました。

 

今となっては懐かしい思い出ですが、元気に11歳の誕生日を迎える事が出来て、妻にも息子にも

感謝でいっぱいです。

 

今日は、息子の誕生月と言うこともありますので、息子が生まれた2009年頃の香港の出産事情について、お話いたします。




病院は常にベットが不足し社会問題になっておりました。


香港で子供を出産した場合、香港戸籍を取得する事が出来ます。

私の息子も両親が日本人ではありますが、香港戸籍と日本戸籍を所持しております。

来年12歳になるので、IDカードの申請も可能となりますので、ベトナムに引っ越しをしましたが

IDの申請をしようかと考えております。

 

この香港戸籍を取得出来ると言うことから、中国本土から多くの妊婦が出産前に押し寄せ、香港で出産をして子供に香港戸籍を取得させ、香港の学校に通わせたり、家族で香港に移民するケースが

増えておりました。

そのことにより、香港内の産婦人科病棟が中国本土からの妊婦であふれて、香港人の出産のベットが

確保出来ないと政府に対してクレームが出ておりました。

 

このクレームによって、2010年頃より妊娠7ヵ月以後の中国人の香港への入境を制限する法律が制定され、少し病院のベット不足が緩和されましたが、それでも法の裏をくぐり出産目的で香港を訪れる

中国人の妊婦さんは後を絶たない状況です。

 

因みに、妻の出産時にも中国から陣痛が来たから慌てて香港に入境し病院側に陣痛が来て苦しいから

出産をさせて欲しいと交渉しているのを目の当たりに致しました。

 


私立病院と政府の病院の状況について


香港IDを取得していれば、政府の病院だと何をしても1日1000円程度となります。

そのため、通常の出産であれば、3日ほどの入院となりますので、3000円程度で出産が出来ます。

 

私の息子の場合は、緊急入院で帝王切開で生まれたため、妻の入院は一週間程度となり

息子は約1ヵ月となります。 ただ、息子の入院費は更に安かったと記憶しており、

記憶は定かではありませんが、合計で2万円はしなかったと思います。

 

ただし、妻は帝王切開でしたが、抜糸もする前に退院して、また抜糸のタイミングで病院に来てくださいとか、動ける状態ではなかったので、急遽香港人のヘルパーを雇わなければいけない状況ではあった事は補足しますね。

 

逆に私立の病院だと出産に約100万円近くかかります。入院も日数をえらべますが、流石に1日6万円とかします。ただ、政府の病院の様に最低限度の対応ではなく至れり尽くせりなところはあります。

尚、今回の私の息子の様に未熟児で生まれる場合は、どえらい金額となるので、お金持ちの香港人でも政府の病院を選択するケースが大多数を占めます。

 

産婦人科病院の状況は、妻の場合はさすがに政府の病院ではなく個人経営の産婦人科病院で診察を受けておりました。ただ、政府の病院で出産をする為には、政府の病院での診察も必要なので

6ヵ月を過ぎたあたりから政府の病院での診察も受け始めました。

 

余談ですが、多くの私立病院にはあまり産婦人科の先生は常駐しておりません。

ただし、個人経営の産婦人科の先生が複数の病院と提携しており、出産時は契約している私立病院に出向き、出産をするのが香港スタイルとなります。

 


さいごに


海外での出産は親の助けも受けれないので、不安でいっぱいでした。

ただ、そこは香港で出産後の母親と子供の世話や相談をしてくれる専門業者がおります。

香港人ですので、少しお高いですが、それはそれで助かりました。

 

また、政府の病院ですと研修医もたくさんおります。

それゆえに明け方6時ごろの手術にも関わらず、妻の帝王切開の手術の時には

多くの研修医に囲まれ、研修医に説明しながら手術をされた様で、妻は不満をぶちまけてましたが

まあ、あの値段では仕方ないかなと思っております。

 

また、見舞いの時間にも制限があり、毎日規定の時間内で予約チケットで部屋に入れる時間を制限されており、日本の様に自由な時間に登録して会える様な環境ではないことも補足しておきますね。

 

追伸、生まれた時はカメラを向ければ舌を出すと言う変な癖がありました。

特技はと聞くと変顔というくらいなので、まあ息子の特性なのですかね

 



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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