ファースト リパブリック銀行が破綻寸前

シリコンバレー銀行に続き、ファースト リパブリック銀行が近く米連邦預金公社の管理下に置かれる可能性があるとの報道がありました。

 

ファースト リパブリック銀行と言えば、全米14位の銀行で資産規模は約28兆円となりシリコンバレー銀行を上回ります。

 



この信用不安の要因としては、現在の銀行システムの問題が明るみに出た事も要因の一つと言われています。

銀行は顧客が預けた預金を別の人に貸して収益を得ていますが、銀行の信用不安の情報が広がると多くの人は銀行から預金を引き出す行動に出てしまいます。

預金を引き出された銀行は資金が枯渇し一瞬にして破綻してしまうと言う問題です。

 

銀行に預けていてもゼロ金利だし破綻リスクが高いのならば、銀行に預けていても仕方ないとの考えから、比較的リスクが低いと言われている投資信託に資金が流れているのが実情の様です。リスクが低い上、年利4%ぐらいの利回りは期待できるとなれば、そちらに気移りしても仕方ない状況とも言えます。



ただ、銀行の資金が枯渇し運営が成り立たなくなれば、銀行だけの問題で済まなくなり、銀行から資金融資を受けて営業している企業の資金繰りにも影響してくるので多くの企業破綻やリストラといった社会不安を増幅させかねないので、非常に先行き不安てな状況である事は間違い無いでしょう。



ただ、この問題はアップル銀行にとっては、資金を集める大きなチャンスとなり金融システム変更を加速させる可能性があります。

また、仮想通貨も個人間での通貨の直接貸し借りが成約出来るので

銀行の様に顧客のお金を勝手に他人に貸す事が出来ないので、資金が枯渇して破綻する問題は無くなります。

そうなると価格変動が激しい仮想通貨も安全資産として注目される可能性があります。



このアメリカの金融問題はアメリカだけの問題に留まらず、日本も同様の問題が発生する可能性があります。

今年は世界的に経済の動向が非常に厳しい状態になる可能性がありますが

金融の仕組みや経済の仕組みの変換点に来ている事を考えるとこの問題が落ち着く頃には新しい仕組みが注目されている事になるかも知れませんね。

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